環境・みどり

エネルギー「一村一炭素おとし」事業

エネルギー「一村一炭素おとし」事業計画の認定について

 地域の特色を活かした省エネ・新エネ事業を通じて、地域経済の活性化を図る取組を支援し、環境と成長が両立する低炭素社会の実現をめざすため北海道の事業公募に提案し、「洞爺湖町洞爺湖温泉街低炭素地域づくり推進事業」が認定されました。

【事業の概要】
 洞爺湖温泉街における再生可能エネルギー機器を組み合わせたシステムの再構築として、旅館・ホテル等の温熱源(暖房・給湯)の燃料である重油等の化石燃料を利用したボイラーの代替として環境に優しく、寒冷地仕様として開発された高効率大気熱源ヒートポンプの導入により、先進的環境対策と地域活性化に向けた効果的なシステムの構築が図られる。

【ヒートポンプシステムのイメージ図】
 ホテル等の一般的な給湯システムは、給湯量のピークに対応できる容量の貯湯槽を設置しボイラーで給湯水を加熱し循環しているが、下図は貯湯槽とボイラーの間にヒートポンプシステムを設置し、空気により給湯水を加熱する仕組みです。

ヒートポンプシステムのイメージ図

【事業計画書】

エネルギー「一村一炭素おとし」事業完了に伴う公表について

 昨年、北海道が認定しました「洞爺湖町洞爺湖温泉街低炭素地域づくり推進事業」が完了したことに伴い、次のとおり公表いたします。

【事業の内容】
 洞爺湖温泉街の旅館・ホテル等の温熱源(暖房・給湯)の燃料である重油や灯油等の化石燃料を利用したボイラーの代替えに環境に優しく安全でかつ、北海道の寒冷地においても(-25℃でも90℃の給湯が可能)可能な新開発された高効率大気(空気)熱源ヒートポンプを導入し、低炭素地域づくりによる先進的環境対策を講じ普及PRを図る。

タンク、ヒートポンプ

  <密閉式タンク>            (開放式タンク)         <給湯ヒートポンプ>

【事業の効果】
 CO2削減効果:

洞爺湖町の恵まれた自然環境を次世代に引き継ぐことが出来るよう、地域特性や新エネルギーである空気熱源ヒートポンプを4ホテルに設置したことにより、年間152トンとした排出削減率約50%のCO2の削減効果が得られる。
 経済性の効果:
システムの設置により各ホテルのランニングコスト約20%を削減可能とした試算により、経営の安定化が図られ施設に対する設備投資や雇用形態の充実につながる。

【評価報告】
 エネルギー「一村一炭素おとし」事業費補助金交付要綱第14条(評価及び公表)により、次のとおり公表する。