一般的な意見に対する回答について

2.洞爺いこいの家

■意見

いこいの家は洞爺村の歴史のある温泉ではありますが、オフシーズンはここ数年、客足は減少していると思われます。

現状では人件費もでないのではないかと思われます。そこに管理者を導入しても候補者が現れないのではと思いますし、また現れたとしても採算が取れず経費の捻出が先詰まり破綻と云う状況が目に見えているように思います。

町が採算ラインの資金を補填するのであれば、事業主はいると思いますが、但し導入し候補者に補填するのであれば現在掛かっている経費よりは低くなるとは思いますが、また地方の温泉ブームが来る事を祈っていこいの家の予算を町が組み込んで行くより方法が無いのではないでしょうか。

営業努力といかなる企画をもってしても採算ラインに乗せる事は難しいと思います。

□回答

洞爺湖町洞爺いこいの家につきましては、ご指摘のとおり入館者は年々減少傾向にあります。それは、1つにいこいの家の老朽化に起因しており、近年、近隣町村に同様の日帰り温泉入浴施設のオープンもあり、当館の集客は減少したことが考えられます。

また、平成18年の町村合併後、町で発行している入浴回数券で町内の多くの温泉施設で入浴ができるようになり、洞爺地区では洞爺いこいの家のみの利用に限られておりましたが、虻田地区施設への入浴が可能となったことも集客数減少の要因の1つと考えられます。

ご提言を頂いているいこいの家の採算につきましては、ここ数年の収支を勘案し、指定管理者による運営時の収支を推計すると、ほぼ拮抗することが予想され、指定管理者による民間活力の注入により、町からの補填金がなくとも運営が可能ではないかと考えております。

洞爺いこいの家は、道内でも珍しい源泉100%のかけ流しの温泉であり、また、浴室内からの洞爺湖を望む眺望には大変定評があり、札幌圏からの根強いファンも多く、今後も、広報活動に力を入れ、集客の向上に向けた戦略の検討を重ねて参ります。