青く輝く洞爺湖のほとりにある『財田地区』。
恵まれた大地で生み出される財田米は
<まぼろしの米>と言われることも。
北海道の厳しい環境下で100年以上の歴史を紡いできた、その美味しさの秘密を紐解きます。
美味しいお米作りに必要な条件は、
『温暖な気候』
『キレイな水』
『良好な土質』です。
財田地区は温暖な気候と清流に恵まれており、
特に土質が最良と言われています。
長い歴史の中で絶えずお米が作られている理由は、
財田地区の恵まれた生育環境にあるのです。
北海道米は全国でもトップクラスの生産量を誇っていますが、
財田地区では地区全体で4,260a(2022年8月現在)という
とても小さな栽培面積でお米をつくっています。
令和4年度の生産量目安は総計約206t、
販路も限られているため希少価値が高いお米と言われているのです。
数少ない財田米の直売所である『とうや 水の駅』では、
沢山の観光客が財田米や地元野菜のお買い物を楽しんでいます。
財田地区は、北東から絶えず流れ込む水が創った扇状地です。
扇状地に広がる『沖積土壌』は、水はけがよく、
しっかりと根を張って成長する肥沃な土質。
成長した稲は温暖な気候の中でたっぷりと光合成をし、
夜間の寒暖差でデンプンが増えていきます。
これにより、芳醇な甘みともちもち感が味わえる
唯一無二のお米が出来るのです。
財田米は食育の推進にも貢献しています。
学校給食の利用に加え、洞爺湖町の小学生を対象にした
田植え・稲刈り体験を定期的に開催し、「お米がどのように
育てられているのか」を学ぶ場を提供しています。
このような地域に根ざした活動により、
地域に愛されるお米が育っているのです。
米栽培に恵まれた土地である洞爺湖町・財田地区。
洞爺湖のほとりに水田地帯、湖側にはキャンプ場があるなど、
「自然を満喫できる」と都市部からも多くのお客様が訪れます。
また、札幌のホテルで開催されるフェアにて財田米が
提供されたりと、財田米を通じて都市住民との交流が活性化し、
観光推進にも寄与することを期待しています。
消費者の皆さんに安心安全なお米を届ける為に、
減農薬・適正な施肥管理で特に窒素量を管理することにより、
皆さんから「おいしい!」と言ってもらえる
良食味で良品質な米作りを目指して日々努力しています。
これといっての〈こだわり〉はないのですが、
この財田地区は洞爺湖に扇状帯としてせり出す土壌や清流、
温暖な気候に恵まれた『財のような』土地です。
先代から地域風土に合った
『人』にも『米』にもストレスのない
ゆったりとした自然に合わせた稲作が営まれています。
当社は北海道室蘭市で業務用食品卸売業を営んでいます。
洞爺湖町・財田地区で生産された『たからだ米』は
1993年より販売させて頂いており、当初から、
胆振管内の複数のホテルや飲食店などに提供しています。
地元のお米だからという理由だけではなく、
その味や品質に非常に高評価をいただいており、
長年に渡りリピート頂いているブランド米となっております。
是非、洞爺湖町の『たからだ米』をご賞味ください!